NGプレイは伝えましょう
SMはS側とM側の信頼関係があってこそのものです。どんなにキツい調教であってもこのラインは超えないということにお互いが合意しているからこそ身を委ね限界に挑めるのです。
安全かつ興奮できる調教のためにもNGなプレイがあるなら事前にパートナーに伝えておきましょう。「どんな苦痛にも耐えてこそM男」などと思っていると大怪我につながってしまいます。
NGな反応はS女に伝わっている
叩かれる痛みに興奮するM男の苦しそうな顔と、叩かれるのが苦手なM男の苦しそうな顔は何となく分かります。同じような表情でも細かい部分に本気で嫌がっているときの反応が出てしまうからです。
そしてそのような反応をされるとこちらも冷めてしまうのです。それだけではなく「次はロウソクで責めたいけど大丈夫なのかな?変えたほうが良いかな?」と考えてしまうのです。
こうなってしまうとお互いに楽しめなくなってしまいますから何がNGなのかということは事前に伝えましょう。
言葉で傷つくのは恥ずかしいことではない
NGプレイというのは身体的なものだけに限りません。これを言われると傷ついてしまうという言葉もあるならそれもNGとしてS女に言っておきましょう。
特に男性は身長や頭髪、収入にコンプレックスを抱えている人は意外と多いものです。それらのコンプレックスを思い出させてしまうような言葉はNGワードにして良いのです。
調教中に傷つく言葉を投げかけられると現実に引き戻され急に気持ちが落ちてしまうものです。そしてそのような心の変化もこちらは感じ取ってしまうことがあります。
男性が言葉で傷つくのは恥ずかしいことと思っている人もいるかもしれませんがそんなことはないのです。
セーフワード(中断の合言葉)
事前にNGに指定していなかったプレイであってもこれ以上は無理だと思ったらストップを掛けなければなりません。
そのときの合言葉として決めておくのがセーフワードです。なぜセーフワードを決めておかなければならないかというと調教中はM男が「痛いです」「やめてください」という言葉をよく言います。
そのため本気でやめてほしいと思っているのかどうか判断しかねるのです。そこで安全のために「ブレイク」「レッド」などのセーフワードを決めておけば本当にやめてほしいのだと理解できます。
どんなに経験のある女王様であってもセーフワードが出た瞬間にプレイを中断します。これはSMの基本中の基本なのです。セーフワードが出ても責め続けるのが本物のSなどと言っている女王様がいたら関係を解消したほうが良いです。